ビーバー族のしるし☆☆☆☆

ビーバー族のしるし

ビーバー族のしるし

 舞台はフレンチ・インディアン戦争の直後の1768年。
マットと父さんはクインシーに身重の母さんと妹を残し、この森に住む最初の白人として丸太小屋を完成させた。
父さんはマットに丸太小屋と、とうもろこしの畑を守るように言いつけ、母さん達を迎えにいった。
 父さんのライフル銃を預かったり、父さんが大切にしていた時計を譲りうけたりして一人前の男として認めてもらったマットは、父さん達が戻る間の4ヶ月間がんばろうと誓うのだった。
 しかし、急な来訪者に心を許してしまいライフル銃をぬすまれたり、小麦粉を荒らされたり…マットは食べ物に困ってしまう。
 ミツバチにやられると分かっていながら、半ばやけっぱちで木にのぼり蜜を摂ろうとして蜂にやられ散々なめに合い気が遠のく中、インディアンのお爺さんに助けられる。
 お爺さんは自分の孫に読み書きを教えてくれる代わりにマットに食べ物を持ってきてくれるという条件を出す。
白人の言葉の読み書き(白人の印)が解らないと不当な書類にサインしてしまう羽目になるというのだ・・・

お互いに距離を置きながらも相手と同格な関係・・・それは認め合うって事。
時代背景が深刻な分、絆も深いものになっていく。