2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧
気持ちがどんよりして読書が進まないこの頃。 子どもの本棚の前で絵本をみつめていました。 気持ちがどんどんほぐれてやわらかくなったみたいです。 なにしてるの?と子どもも寄って来て「ああ、これは…」と、いろんな絵本について自分なりの思い出を語って…
エイジの文庫化によるあとがきの中で重松さんが「エイジとナイフは兄弟のような関係だと思っている」と書かれていたので是非読みたいと思った。 いじめがテーマとは知らずずっしりときてしまった。 今は誰がいじめの対象になるかわからないゲームのように始…
☆☆☆☆ ハンサム・ガール。表紙の絵の野球姿の女の子から大体の内容は想像できる。ヤッパリ佐藤さん、登場人物がとてもステキに描かれていてうれしい。 柳二葉は5年生の女の子。お父さんは元プロ野球選手(二軍どまり)で今は専業主夫。そんなお父さんを姉は…
☆☆☆ もうすぐ16歳高校1年生の柿本千佐は母親違いで6歳上の兄がいる。 兄はバイクの交通事故で、死にかけたくらいの大きな事故で足をひきずっている。 家にずっといるプータロウ。 父は厳格な人、兄と父は仲が悪い。母は兄に少し緊張したようにしゃべる。…
☆☆☆☆☆ 来年中学生になる息子を持つ私必読であろうこの本を求め本屋さんに走りました。 必読ですね。ここに書かれている事は中学生の感じたことの本の一部ではあるだろうけれど。エイジのように思考力、想像力豊かな子どもに育って欲しいなあなんて思いました…
☆☆☆☆ 岩瀬さん3作目。 咲(小学5年生)の家族は姉の光(中学2年生)とサラリーマンの父、元教師で今は英語教室を営む母の4人暮らし。 咲も光も親に「いったいどんな人と付き合ってるんだ」と言われるほど外の人からの影響で成長していく。 母の被害妄想…
☆☆☆ 岩瀬さん2作目。 1995年に初版のこのお話は“おはなしメリーゴーランド”というシリーズのなかの一つで挿絵は長新太さんです。 やっぱり岩瀬さん子供をよく見ているな、もしくは自分の子供時代が頭の中でビデオ化されてすぐ巻き戻し可能なのでは? み…
☆☆☆☆ 自分が小さい頃、特に小学生の頃の事を思い出して苦しくなりました。 私がこの本に何回も登場しました。 読んでいて一章ずつ自分と重ねてしまい辛くなることもありました。 今、自分の子供も些細な事で明日にドキドキしてしてるんじゃないかなと顔をの…
☆☆☆☆☆ 足を悪くしたフランクリンさんに、川辺で本を読むように頼まれたベット。訳のわからないまま読んでいるうちにモグラの紳士が現れしゃべりかけてくる。 フランクリンさんではなくベットが本を読みに来たのでモグラ氏は「あの男は死んだのかね?」とベッ…
☆☆☆ ぬか床から人が湧いてくる話。 「からくりからくさに連なる命の物語」と帯にあるだけあって細菌細胞から無性生殖、有性生殖にいたるまでの生物学的な話を人に代えて小説にしたようだった。 難しい。難しいのにどんどん読み進んでしまう。難しいが、今存…
☆☆☆☆ 角田さんの作品初めて読みました。 皆さんがとても感動されているだけあってすばらしかったです。 一冊の本について、読む人の年齢、性別、今の状況…が作用してその本に対しての感想も色々だし、同じような感想を持ったとしても実際に一人ひとりの生活…
☆☆☆ ?〜?ではパニック学級の先生が新任の女の先生(ゴリちゃん)生徒の目線で考えてくれるので、言いたい事をうまく表現できずにいた気持ちが整理されて生徒達も落ち着いてくる。 一年前くらいに?まで読んでいてとてもステキな終わり方だったのでここで完結…
☆☆☆☆ 小学生博士(呼び名はハカセ)が中学に入るまでの成長記録… なんだか一行で言ってしまうととても安っぽくなってしまってゴメンナサイ。 普通は一人の事を書いていたら成長した順になっていくのだろうけれど順不同だったが違和感無くどんどん読めた。 な…
☆☆☆ キップをなくした子供は駅から出られず、駅の子として駅に住み込み通学中などの子供を守る仕事をする。新聞で何度か紹介されて興味をもって読んだ。 池澤さんの小説は初めてだったが読みやすい文章だった。駅に住む事とか電車に乗り放題とか、色んなおも…