2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

火よう日のごちそうはひきがえる ラッセル・E・エリクソン作 ローレンス・D・フォリ画 佐藤凉子訳 評論社 完読 2005/11/29 15:18

☆☆☆☆ ひきがえるとんだ大冒険シリーズの訳者である佐藤凉子さんの読書講演会に行ってきました。 友情あふれるあったかなお話の訳者である佐藤さんは「子どもと読書のコーディネーター&ストーリーテーラー」として活躍されています。内容をかいつまみ御紹介…

ピアノ調律師 M・B・ゴフスタイン すえもりブックス 2005.11.28 完読 2005/11/29 14:45

ルーベン・ワインさんは有能なピアノ調律師。 息子夫婦の忘れ形見デビーという女の子と二人で暮らしている。 ルーベンさんはデビーをピアノ演奏家になって欲しいなと思っている。だけどデビーはおじいさんのような調律師になりたいと思っているのだ。 町に有…

きみの友だち 重松清 新潮社 2005.11.28 完読 2005/11/29 14:22

☆☆☆☆ 恵美ちゃんは大事なものを失った。だけど大切な事を手に入れたね。そう読んだ後思いました。 交通事故で松葉杖の生活を余儀なくされた恵美ちゃんと腎臓の病で未来が心配な由香ちゃんを取り巻くお話。 由香ちゃんはすべて受け入れてるんだ。そして、まあ…

みんな一緒にバギーに乗って 川端裕人 光文社 ¥ 2005.11.24 完読 2005/11/24 23:40

☆☆☆☆ 川端さん3作目読みました。 男の保育士さんのお話でとても実感がこもっていてスラスラ読めました。 ちょっとマッチョな保育士で、信念やら理想で進む道が見えているような同期の男保育士とは違う、自信の無い竜太。 何で保育士を職業にしたかもあやふ…

失踪HOLIDAY 乙一 角川スニーカー文庫 ¥ 2005.11.23 完読 2005/11/24 23:07

YA

しあわせは子猫のかたち 失踪HOLIDAYの二編収録 しあわせは子猫のかたちがとても良かったです。 静かに繋がる心がとても穏やかで、このまま続いて終わらないで欲しかったくらい。 失踪HOLIDAYもきらいではないけれど、もう少し短くて済んだのでは?と思いま…

おるすばんごっこ キャサリーナ・グロスマン・ヘンゼル作 今江祥智訳 2005.11.22 完読 2005/11/22 20:12

今日図書館へ行ったときに新しい絵本のコーナーで見つけました。わたしのきらいなもの・・・ ほうれん草、そしておるすばん。 お父さんとお母さんが仲良く映画に出かけるのに 私は一人おるすばん突然クローゼットから飛び出してきた泥棒5人 追いかけっこが…

そらをみよう 谷内こうた あすなろ書房 2005.11.22 完読 2005/11/22 20:18

部屋から見る空は 窓が四角く切った空 空を見るために外へ出たくなりました。寝転んで 逆さになって いろんなそらの表情に触れたいな。忙しいときは自分の足元しか見れていないけれど そんな時こそ空を見よう 同じ空は二度とないですよね。爽やかな気持ちを…

7月24日通り 吉田修一 新潮社 2005.11.17 完読 2005/11/17 20:50

☆☆☆☆ 自分の生活を楽しく変えてみる事ができる小百合さんに好感が持てました。読んでいて学生時代の友達を思い出しました。 そうか、あの子も確実な選択ばかりしていると見えて実は、間違った事がしたくなかったから無難な方を選んでいたのか。 初の吉田さん…

川の名前 川端裕人 早川書房 ¥ 2005.11.14 完読 2005/11/15 18:25

☆☆☆☆ 「今ここにいるぼくらは」よりこの本を先に読むほうが良かったのかもしれません。少年が自分の居場所を考える事を川を通じて書かれています。 主人公の脩は転校生。いつもは夏休みになると父のカメラマンの仕事について行きアマゾンや密林を旅するが5…

きみにしか聞こえない 乙一 角川スニーカー文庫 2005.11.11 完読 2005/11/12 11:13

YA

☆☆☆ calling you 傷 KIZ/KIDS 華歌 の三編収録calling youがいちばん印象が深かったです。 ちょっとどこかで読んだ感じであるパターンのような気もしましたが。 今の学生にとっては携帯電話は重要な存在なのですね。 必需品と言うより必須品、本当のところ…

六番目の小夜子 恩田陸 新潮文庫 ¥2005.11.10 完読 2005/11/10 18:02

☆☆☆☆ またまたいらぬ先入観で怖いものと決めて読めなかった作品です。 大丈夫。恩田さんの学園モノはネバーランドもそうでしたが登場する男の子がかっこいい!男子学生はこうでなくっちゃ。 重松さんは登場する生徒も力強い印象を受けますが、恩田さんの生徒…

乙一 角川スニーカー文庫 ¥ 2005.11.5 完読 2005/11/06

YA

22:38 ☆☆☆☆ 初の乙一さん。表紙の絵などからずいぶん若い人向けな作家さんだと思い避けていました。 怖いもの中心で書かれているのかと思っていて、うっかり読んで夜中にトイレに行けなかったり、お風呂で髪を洗えなかったらどうしようとも思って読めません…

哀しい予感 吉本ばなな 角川文庫 2005・11・3 完読 2005/11/06 22:06

☆☆☆☆ 自由気ままな弥生のおばさんの身に、何か哀しい事が起こるお話かなと読み始めました。弥生が自分の過去を封じ込めてしまっていたのは、予感を感じてしまった自分への罰であり、幼い知恵だったのでしょう。封印された過去を思い出す心を支えてくれた哲生…

いじめの時間 江國香織ほか 新潮文庫 完読 2005/11/06 00:04

☆☆☆ 緑の猫・・・江國香織さん 亀をいじめる・・・大岡玲さん 空のクロール・・・角田光代さん ドロップ・・・野中柊さん リターン・マッチ・・・湯本香樹実さん 潮合い・・・柳美里さん かかしの旅・・・稲葉真弓さんいじめを題材に各作家さんがそれぞれ書…