2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
☆☆☆☆ 死について、大切に書かれた作品。 「ひこうき雲」「朝日のあたる家」「潮騒」「ヒア・カムズ・サン」 「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」7編それぞれが近い場所でそれぞれの別れを迎えていたのだな。 その日を迎える人、その日を支える…
☆☆☆☆ サマータイムこの夏に間に合ってよかったです。 皆さんが絶賛されているだけあります。 どこが? どこって言ったらいいんだろう。 今、ここと思ってもきっともう一度読むと生意気な佳奈のいじらしさを違う所で発見したり、広一の頑張って大人ぶってる所…
☆☆☆☆ 死んじゃってもいいかな…38歳の僕(カズ)は5年前に事故死したはずの父子の車に拾われ、時間を越えた旅に向かう。 過去をさかのぼって着いた所は自分にとって、とても重要な分岐点。過去は変えられないだけれど何もしないでもう一度同じ時をやり過ご…
☆☆☆ 本当は私は犬派なんです。 猫も好きだけれど犬のほうが好き…なはず。 この本を見たらこの気持ち、ちょっと怪しくなってきました。表紙からして肉球をほっぺ横に添えたかわいすぎる写真! めくっていくとかわいい肉球だらけなのです。猫の種類の分だけ肉…
☆☆☆ 14歳の4人がバンドを始める話。中学生のがくとマロとリリイはバンドを組んでいたが、がくは新しい曲にはギターがうまい、かけるも仲間に入れようとする。 マロ(男子)はがくが好き。 リリイ(女子)もがくが好き。 かけると新しい曲の事しか頭に無い…
☆☆☆☆ やっぱりゾンビーズすごいです。 女の子ととっても付き合いたいくせに実は硬派。 正義感あふれる男の子たち。山下君が皆の不幸を一手に引き受けていると信じて得意げな所とか、南方が皆の方向をどんどん導いている所がすごいです。今回はいつもよりアギ…
表紙はとてもかわいい女の子の絵。 だぶだぶのママのハイヒールを履いて楽しそうに踊ってる。 この本の中は女の子のスキでいっぱい。女の子のお母さんもお母さんの友達も、みんな女の子に楽しいユーモアで接してる。気持ちに余裕があるんだな。スキを紹介す…
☆☆☆☆☆ ようやく皆さんのクスクス、じんわり、目から汗が体験でき清々しい気持ちです。 佐藤さんすばらしいです。 チャキチャキの江戸っ子だから喧嘩っ早い三つ葉さん。落語的言い回しが、関西人の私にも妙にしっくりきちまって、読み終わった後はべらんめい…
☆☆☆☆ 久しぶりに本屋さんに行ったら店頭に積んでありました! もうすぐかな?と思ってはいたけれど今日読めるなんて!!もう、うきゃーデスよ。相変わらずの、のだめちゃんペースに千秋さまグラグラやられておもしろいです。でも、こんな所で終わらないで!…
☆☆☆☆ 木島と村田みのりの物語。 最初はすごく遠くにいるのに出会うべくして出会ったという感じ。 絵を純粋に愛している二人が絵に引き寄せられてお互いを意識するようになる。 それは簡単にではなく、ゆっくりたしかめながら。私も、みのりの気持ち、木島の…
☆☆☆ 図書館に佐藤さんの本を探しに行ったら、こんなかわいいメルヘンを書かれているのをみつけてうれしかったです。 理論社のメルヘン共和国と題され、江國香織さん、岩瀬成子さんらも書かれているみたい。 みつばコーポラスの裏階段で起こる不思議な出来事…
☆☆☆ 時代は第二次世界大戦の少し前、14才のボブとヴァレリーの初恋の物語。 裕福なヴァレリーと労働者の息子ボブは、同級生でお互い魅かれ合ってはいたが、身分の違いや同級生のからかいを恐れ遠くから見ている程度だった。 ヴァレリーの父とボブの父が親…
☆☆☆ 人に話しかけたりするのが苦手な引っ込み思案の森下ナオミ。心の中は反発したり、こんな風だったらかっこいいのに、と思っているけど行動には出せない。 小学校のときから目立っていて、人に迷惑かけるでもなく大人にでも臆することなく話ができるアサミ…
☆☆☆☆ 短編七編。でも、すべてつながっている。風光るを読んで、哲は、分からない人だった。 自分で別ようと決めた彼女を抱けるんだ… 単にそこだけが嫌だった。でもそれは、4年という時間なのかな。風光るを最初に、登場してきた人物を拾って次のお話が始ま…
☆☆☆ 小学校6年生の女の子、聡子がうまくいかない友達関係を自分なりに解決していく物語。 とても自分勝手なのり子、帰国子女の世津、障害を持ったなおちゃんの4人グループでいつも行動している。 だけど、いつも自分のペースでひとに命令したりするのり子…