ぎぶそん 伊藤たかみ ポプラ社 2005.9.23 完読 2005/09/23 23:59

☆☆☆
14歳の4人がバンドを始める話。

中学生のがくとマロとリリイはバンドを組んでいたが、がくは新しい曲にはギターがうまい、かけるも仲間に入れようとする。
マロ(男子)はがくが好き。
リリイ(女子)もがくが好き。
かけると新しい曲の事しか頭に無いがく。
マロとリリイはかけるにヤキモチに近い感情をもつ。

自然体に皆に接する事ができるがく。
かけるもようやくバンドの仲間としてやっていく事になったのだが、かけるの住んでいる所がすさんだ地域であったり、いろんな理由でマロとかけるはうまく行きそうにない。
喧嘩したりしながら仲間の意識は強まってバンドを成功させていく。

深刻にならない程度に差別の事にふれたり、この世代のぐらつく気持ちが良く書かれていると思う。
大阪弁でバンドの話、ノリが良くて楽しかった。