2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

うしろの正面 小森香折 岩崎書店 2006.12.28 完読 2006/12/29 21:24

☆☆☆ すももさんの日記で知りました。 小森さんは「ニコルの塔」「さくら、光る」「うしろの正面」ときましたが感動を☆でいうと減ってきてしまいました。 読みやすい文章だし、この物語も小学校中学年以上に合わせて厄介な事を減らして書かれたのだと思います…

鏡の中の秘密の池 富安陽子 偕成社 2006.12.26 完読 2006/12/26 23:44

シノダ!シリーズの3巻目です。もうおなじみ信田家のお母さんはきつねの家系。 この巻はお父さんのお母さん、ユイたちのおばあちゃんが信田家を訪れます。 きつねの一族の事は知らないおばあちゃんに、突然現れる鬼丸おじいちゃんやホキおばさんたちを怪し…

走れ、セナ! 香坂直 講談社 ¥ 2006.12.23 完読 2006/12/23 23:21

小学五年生のセナ(女の子)は走るの大好き。 校舎の改築でグラウンドが狭くなりサッカー部との兼ね合いや、顧問の先生の産休で陸上部は廃部になるらしい。 六年生には相談しておいて、五年生には急に廃部の知らせだけなんておかしい話。もうすぐ競技会もあ…

風にふかれて 今江祥智 文  長新太 絵 2006.12 完読 2006/12/21 10:25

1965年に書かれた物語を長さんが亡くなられてから原画を見て、長さんの絵が生きる形でと新しい絵本にしたそうです。 やさしい色合い、やさしいおおはなし…アフリカの空に流れ星がたくさん降った事でゾウの長老達は胸騒ぎをおぼえます。 仲間のゾウに赤ち…

教室の祭り 草野たき 岩崎書店 2006.12 完読 2006/12/21 10:23

☆☆☆☆ 学校は社会生活、集団生活を学ぶ場所?もっともっと複雑でややこしい場所のように思えてきた。 五年生でこんなに人の気持ちに気づいたり悩んだりできる澄子はすごいな。 結局、自分に試練を与える方を選んで耐えていくなんて。 教室の中は違う次元が存…

ミーナの行進 小川洋子 中央公論社 2006.12 完読 2006/12/21 10:15

☆☆☆☆ 時間がゆっくり進む懐かしい時代。 頻繁に会うことの無い親戚の家に厄介になった少しの期間の話であって、何がどうすごいというわけではないのだけれど、朋子の過ごしてきた日常とは差のある高級家庭の常識が平然と書かれていて笑える。 高級な家庭では…