風にふかれて 今江祥智 文  長新太 絵 2006.12 完読 2006/12/21 10:25

1965年に書かれた物語を長さんが亡くなられてから原画を見て、長さんの絵が生きる形でと新しい絵本にしたそうです。
 やさしい色合い、やさしいおおはなし…

アフリカの空に流れ星がたくさん降った事でゾウの長老達は胸騒ぎをおぼえます。
仲間のゾウに赤ちゃんが生まれ取り越し苦労だったと思い直すのですが、その赤ちゃんは日に日に大きくなり大きなビルくらいになります。
赤ちゃんが一匹増えただけで何頭ものゾウが増えたのも同じ。
食べ物だって少なくなってくるので森と仲間のためにどこかへいって欲しいと言われます…

自分達の都合、目先の都合ばかりで排除の心が先に立っていないだろうか。
やさしく強く訴えてきます。


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すもも > やさしい色合い、やさしいおはなし。ぜひ読んでみたいと思いました。どんな絵だろうと想像するだけで、わくわくします。 (2006/12/22 09:42)
three bells > 長さんの絵は大胆に原色系が多いと思っていましたから、この本のゾウの色使いがやさしく思えました。
きっと、すももさんも気に入っていただけると思います。 (2006/12/22 11:40)