火よう日のごちそうはひきがえる ラッセル・E・エリクソン作 ローレンス・D・フォリ画 佐藤凉子訳 評論社 完読 2005/11/29 15:18


☆☆☆☆
 ひきがえるとんだ大冒険シリーズの訳者である佐藤凉子さんの読書講演会に行ってきました。

 友情あふれるあったかなお話の訳者である佐藤さんは「子どもと読書のコーディネーター&ストーリーテーラー」として活躍されています。内容をかいつまみ御紹介しますと、
 
 子どもの本は今ヤングアダルト世代に対しての本がとても多く充実してきている。その反面低学年向けの本が希薄化されているように思う。YA向けは、なんでもありな波乱万丈な今の世の中で題材を拾いやすいし書きやすいのだと思う。
教室をひとまとめに巻き込む「ズッコケ三人組」時代から少人数のクラブや趣味を題材にした「バッテリー」「DIVE」などの時代へと変化していると思う。
YAに読ませることの出来る作家が低学年にも良い作品を書き上げてくれる事を望む。との事でした。

注目されている作家や本をリストでもらいましたが、本プロで人気の森絵都さん、笹生陽子さん、梨木香歩さんなどはもちろんの事、ベテランの富安陽子さんや、たかどのほうこさん、新人の「野ブタ。」の白岩さんや綿矢りささんの今後を期待されていました。

 とても声のステキな方で皆さんにお話しているのに私に直接届く声で感激しました。


                                                                                                                                                              • -

キイロイトリ > この本は未読ですが、three bellsさんの講演会の感想、楽しく読ませて頂きました♪YA世代の部分が特に興味深いです。確かに最近YAの本は充実してますね。最近の低学年向け、というと「かいけつゾロリ」くらいしか思い浮かばないのが悲しいところですが・・・。他の良い幼年童話はだいたい昔からの有名な作家さんですし。私も講演会などたまに聞きにいったりするの好きです♪ (2005/11/30 19:03) three bells > キイロイトリさんこんばんは!キイロイトリさんが思い浮かばれた「かいけつゾロリ」しか目にしない子どもが増えていて残念だとも佐藤さんはおっしゃっていました。
本当は低学年向けで書いていたのにYAに移行しつつある作家さんが戻ってきて子ども達に読ませてやって欲しいとも。
リストにあげられていたたくさんの本、外国の物もドキュメント物もたくさんあったのですが紹介できず偏ったお知らせになってしまい反省しています。 (2005/11/30 23:09)