14歳のノクターン☆☆☆

14歳のノクターン (teens’hert selections)

14歳のノクターン (teens’hert selections)

 私が14歳だったあの頃、いいあいもしたし、おお泣きもしました。
でも、だれかが泣き出すと、いつも優しく肩を抱いてくれる友がいて、そして、いいあいを重ねるたびに、
他者との親密さが増し、理解を深めていったのです。
 当時、同じグループだった友人たちは、今でもかけがえのない存在です。・・・・あとがきより。

 小説家になって30年の主人公が、作品の資料を探す際に14歳の時の友人の写真を発見する。
その頃の仲間とは年をとってからは年に1度は集まるのに、その子(チーコ)は音信不通・・・
チーコたちと過ごした青春の物語。

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そう、私自身も、しっかりとしたグループは無かったけれど、楽しかった事を思い出すといつも一緒に思い出す友だちがいます。
 この本は昭和35年に14歳。少し時代は違いますが人との優しいつながりはいつも一緒なんですよね。