過去からの手紙☆☆☆

過去からの手紙 (ミステリーYA!)

過去からの手紙 (ミステリーYA!)

 10年前に兄が亡くなってから、母は兄の誕生日には兄の好物のタンシチューを作っている。
そんな母を父は避けるように単身赴任していった。
 ジュンは兄の誕生日に家にいたくなかった。
高校に入ってからは、ちょうど部活の合宿と重なって家にいなくてもいい絶好の口実で気が楽になっていた。
 一週間の合宿を終え家に帰ってきたジュン。
家にいるはずの母はいない。新聞のたまり具合から見て数日前から留守のようだ。しかも奇妙な置手紙を残して…
 見つかった母は記憶がなくなっていた。
 幼なじみの静美に助けられながら母の空白の真相を探る。
・・・・・・・・・
土地は京都の設定なのに関西弁を話す人は一人だけ。
京都でなければならない理由が無いから違和感がすごくあった。
作者が京都のひとだから?
それならもっと話し方も、食べ物も京都らしくお願いしたい。
 筋的にはおもしろかったけれど、後半は急ぎすぎたかな。