まつりちゃん☆☆☆☆

まつりちゃん

まつりちゃん

 いつもひとり。
コンビニでも、道ですれ違っても。
とても言葉が丁寧で、だけど5歳のまつりちゃん。
取り立て屋に追われる両親を離れ、一人で空き家のようなふりをして住んでいる。
まつりちゃんの狭い行動範囲のなかで触れ合う人たちそれぞれの小さなお話が8編。
岩瀬さんの静かで、ちょっと胸がチクッとする作風は相変わらず。
小学生は小学生なりの(今では忘れてしまってる)悩みや葛藤や感情を思い出したり
わたしもこんなおばあさんになれたらいいな〜と思ったり。
登場人物の年齢層が広い。