なくしたものたちの国☆☆☆

なくしたものたちの国

なくしたものたちの国

 幼い頃、いろんなものと話ができた・・・
そう、私もそんな記憶がある。
 夢の中の話?
ちがうちがう。
きっとだれでもそうだったけれど忘れてしまっているだけだと思う。
 これは私の物語かしら?
そう思うのは私だけではなかったみたい。
 帯には「5つのお話は、どれも私にひつようで、たぶん誰もが必要としているお話なんだと思う。」
と、松尾たいこさんが書いている。
 角田さんは初めに松尾さんからイラストをもらい、そこからのイメージでこのお話を書き上げたそうだ。