ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。☆☆☆☆

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)

 一気に読んでしまった。
登場人物の女の子たちそれぞれの要素が自分にもあるようで
どの立場にもなれた。

自分が母からされてきた事、というか、育てられてきた事が
記憶の中から少しずつ、文章を読むたびにおもいだされてきた。
私はフツウに育ったのか?なにをもってフツウとするの?
息子一人しか育ててないけれど
周りからすれば息子にも私にも、おかしい事があるのではないか?
もやもやした気持ちで
人を自分の物差しで測ってはだめだと思いながら
必ず測っている自分に気付いてしまった。