パンプキン!模擬原爆の夏☆☆☆☆

パンプキン!  模擬原爆の夏

パンプキン! 模擬原爆の夏

 1945年、終戦の年。
原爆投下の練習のため、模擬爆弾・通称パンプキン爆弾が
日本各地に49発も落とされていた事実。

 東京の親戚 たくみ がわざわざ大阪まで来て、なにやらおじいちゃんと一緒に調べものをしているらしい。
その内容が模擬原爆の事、自分の家のそばに模擬原爆の碑があることを知らなかったヒロカ。
知っていくうちに「ようわからんようになってきた…」
そのようわからんを、夏休みの自由研究にしてみんなに知らせ、疑問に思ったことをぶつけてみたら?
たくみに言われて自分なりのまとめ新聞を作ることにした。
・・・・・・
戦争について子どもにわかりやすく投げかけた本にあ初めてであった気がした。
楽しい友情をいつも描いているイメージの令丈ヒロ子さんだけに
この題材に驚いた。

「知らないことは、こわいことだよ。
だれかの言っていることが事実とちがっていても、
そうなのかなあってしんじてしまう。
ぼくはそれがいやなんだ」