シゲコ!ヒロシマから海をわたって☆☆☆☆

 青春の真っただ中が戦争。
その戦争で被爆、誰か分からないほど顔全体にやけどをした。
母の献身的な看護に励まされ、持ち前の明るい心で前向きに「ふつうの生活」をしようとするシゲコさん。
 讃美歌にひかれ、フラッと入った教会で谷本牧師と出会ってから彼女の運命は日本の外へと向かっていく…
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なんでもプラスに考える楽観的思考
「あの時私は一度死んでいる、生かされた命を大切に自分に与えられた使命を全うしなければ」と思う強い意志を感じた。
まだ実在する原爆。戦争は何も生まない。
そのことを伝えるために今もシゲコさんは癌と闘いながら講演を続けている。
 

原爆ですべてが焼けてしまったとき「形あるものはなくなる」ってことをおしえられたんだと思います。
わたしね、あれ以来欲しいものがなくなったの。
そうすると、何もほしがらなくても必要なものはちゃんとあたえられるのよ。