ともだちは海のにおい 工藤直子 理論社 2005・7・3 完読 2005/07/03 17:42

☆☆☆☆
先日、長新太さんが亡くなりました。とっても残念です。この本は長さんの挿絵がとてもやさしいので大好きです。

星一面の海に眠れないイルカがヒトリ。「ああ。星がいっぱい。……なんてしずかなんだろう。さびしいくらいだ」
「さびしいくらいしずかだと、コドクがすきなぼくでも、だれかとお茶を飲みたくなる」・・・夜の散歩をしていると黒い壁のようなものにぶつかった。それは同じ考えで散歩をしていたクジラだった。違いは、クジラはビールが飲みたかったところだけ。

知り合った二人は気持ちが通じ合いとても楽しい時を過ごしていきます。ほんわか、ゆったり、思いやったり、おもわれたり。

一番好きなところは、クジラが老ウミガメに出会った時の会話。送りましょうか?とくじらに言われ、「あしたいるところには、あしたつけばよい」
この本の中はゆっくり、ゆっくり、時がながれます。


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ぱせり > はじめまして。長新太さん逝去は本当に残念ですね。(今もどこか遠いところで新しい絵本の構想を練っていらっしゃるような気がしてなりません)
この本、存在は知っていて、いつか読んでみたいと思っていましたが、まだなんです。「あしたいるところには、あしたつけばよい」なんて素敵な台詞でしょう。ぜひ近々読んでみたいです。工藤直子さんもいいですよね。 (2005/07/04 08:28)
three bells > はじめまして。工藤さんの、のはらうたも最高なんですがこの本はこどものお気に入りです。(長さんでは、のんびりすいぞくかんが大好きです。) (2005/07/04 15:54)