サジュエと魔法の本 上・下 伊藤英彦 文芸社 2004・12 完読 2005/07/04 23:01

☆☆☆
上の赤の章、下の青の章とあるファンタジーです。


あらすじ

タイファン大陸のなかのディアンスン共和国に住む12歳のサジュエは、魔導師の家系に生まれたのに魔法は大の苦手。
 夏休みにディアンスン共和国でもキアナン地方に住むおじいちゃんのところで過ごそうとやってきた。おじいちゃんの家は僧院を住まいに変えていて、書物の部屋でわかりやすい魔法の本を探していると赤色の本をみつける。その本を手にしたとたんサジュエの頭の中に飛行の呪文が浮かび、飛んでいってしまう。

 1万キロさきの沼に落ちたサジュエを助けたのは、魔導師修行中のリアンジュとジャオカン。リアンジュのおじいさんが青い本を持っていると聞いたとたんまた、帰還の呪文が頭に浮かびサジュエは、おじいさんの元へ飛んでいった。

 帰り着いたサジュエは、おじいさんから4冊の大切な本があること、それを悪用しようとするたくさんの連中がいることを知らさせる。
 サジュエは朱の書を守り、リアンジュは蒼の書を守っていく冒険物語。

 あとがきで作者は、さきにサジュエを書き始めたのに、「金色のガッシュ!!」がおなじようなモチーフなので、パクリと思われるかもと心配しています。
 魔法をできないと悩むサジュエがほっこりするのはおじいちゃんなのですね。どこでもお年寄りは和みに大活躍です。
サジュエが旅していく中でいろんな大人に出会いますが盗み屋リンダが、明るくはっきりしていて好きです。




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あさがお > こんばんは♪これ興味あったですが、なかなか機会がなくて読んでませんでした。朱、蒼とか登場人物の名前の響きとかから中華なイメージを連想しちゃうんですが・・実際はどんな感じなんですか?? (2005/07/04 23:52)
北原杏子 > 私もこの本は興味がありながら、出会う機会がなく素通りしてきてしまいました。「金色のガッシュ!!」って、マンガでしたっけ? (2005/07/05 01:16)
three bells > おはようございます。あさがおさんするどいです。作者の愛読書が西遊記や封神演技ですから中華なイメージで書かれたのだと思います。想像力がイマイチのわたしは、表紙からアジアンなイメージとなぜかスーホの白い馬のをおもいうかべてしまって変な具合でした。
北原さん、私も金色…見たこと無いのですが、雷句誠さんの少年まんがだそうです。登場人物のかかわり的にはとても心温まるお話でしたが、背景がわたしの想像力の乏しさから、また思い込みの強さからか、??と思う所があって星3になりました。 (2005/07/05 08:23)
トントン > ちょっと中華風なんですね。また違った感じのファンタジーで楽しめそうです。チェックしておきます♪ (2005/07/05 09:15)
three bells > トントンさん、うまくお伝えできない私をお許しください。小学生高学年でも楽しめる感じです。 (2005/07/05 20:58)