シノダ!チビ竜と魔法の実 富安陽子 偕成社 2005・7・5 完読 2005/07/06 08:26

☆☆☆
  やさしいファンタジー
  ホームコメディータッチファンタジー
  5人家族のシッチャカメッチャカ。

 小学校五年生のユイはパパとママ弟のタクミ妹のモエの五人家族。ママが狐なのを除けばごく普通の家庭。すごい秘密。
ママは新月の夜になると、人間でいられなくなるために毎月一度は山に帰る。
 おじいちゃんは狐の姿のまま、時代劇のテレビを見にちょくちょくユイのマンションに現れる。そのとき、おじいちゃんについてきたらしい、青白いものがお風呂場に入り込んだ。それは、小さな雲龍だった。
 
 ママの狐のきょうだいたちが、いろんな災難を運んでくるけれど、「災難と不幸は同じじゃない。災難をのりこえられないことは不幸だけれど、災難を乗り越えていくことは、人生の楽しみのひとつ」と状況に動じない。またそれ以上に落ち着いたパパ。

 

 はじめは、朔の日には人間になれないとか聞くと犬夜叉を思い出して、ユイたちは半妖ならぬ半獣?なんて、ひとり突っ込みしながら読んでいきました。ままの落ち着きとポジティブなところ、すこしは見習いたいです。


                                                                                                                                                              • -

ぱせり > まさに「ホームコメディー」ですよね。サービス精神満点の。楽しかったです。 (2005/07/06 08:54)
あさがお > 小学生のときに読んだ『キツネ山の夏休み』がとても面白かった記憶があります。これも楽しそうですね!!こういうドタバタなの大好きです。シッチャカメッチャカって片仮名で書くと呪文みたいでかわいい♪ (2005/07/06 14:40)
three bells > ぱせりさんこんにちは。こどもからのお薦めで読みました。続編も手元にあり楽しみです。
あさがおさん、小学校の時も図書館大好きっ子?あさがおさんの感性がとってもかわいい!! (2005/07/06 21:30)