宇宙でいちばんあかるい屋根 野中ともそ ポプラ社 2006.1.8 完読 2006/01/10 16:53

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 つばめはひとりの時間を持ちたくて書道教室のあるビルの屋上に上がったら先客があった。それは星ばあ。
 ちよっと風変わりでホームレスのようで…私に出来ない事は何にも無い。空だって飛べる。と大見得を切るが、つばめは信じきってはいない。
 だけど、自分の心の疑問や隙間を星ばあと話しているうちに確かな答えは出ないけれどうまっていくようだ。
 星ばあは屋根を見ればそこに住む人間がわかるという。

 自分自身を知って自分に見合った生き方やなりをしている事が一番たことかしら。
私がおばあちゃん子だったせいか星ばあの憎まれ口も優しくきこえてくる。

 15歳のつばめも人生の大切な時期に星ばあと出会えてよかったな。学校や家での自分より一番自分らしさでそのまま星ばあに向かえたのだから。


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まゆ > イマドキの中学生の物語なんだけど・・・なんか共感しちゃうところもあり、妙に好きな話でした。 (2006/01/10 17:07) three bells > まゆさん、すばやいレスありがとうございます。読みやすくてよかったです。なにをしたらいいのかわからない時期あったよな〜と懐かしく思い出しました。 (2006/01/10 17:19)