絵の中からSOS 赤羽じゅんこ・作 佐竹美保・絵 岩崎書店 2006.6 完読 2006/06/22 21:31
☆☆☆
いっこは5年生。絵が好きな女の子。
前に男の子から空想で描いた絵をからかわれてから、絵を描けなくなっていた。
先生から励ましをうけて人魚の海の絵を描き、『絵画コンクール小五の部』の優秀賞に選ばれた。
その絵に双子の弟が、海賊船と宝箱を描きいれるいたずらをした。
次の日、絵から人魚達のSOSを聞き、信じられないままに自分を絵の中に描きいれると絵の中に吸い込まれてしまった。
人魚達を救うため、伝説の「海の守り手」を探す旅が始まる。
本を開くとかわいい「人魚の海」の絵。ひだりて島、足のうら島、などおもしろい名前も付いている。
いっこの勇敢な姿や弟達にそっくりの海賊、羽の生えたサル「羽サル」など子ども達のイメージが膨らむ挿絵で楽しく読みすすめた。
そうか、海の守り手って…
冒険と、楽しく安心する結末。小学校中学年〜にもってこいかな!