12歳に乾杯! 吉田道子 国土社 ¥ 2007.7 完読 2007/07/30 16:59

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小学6年生の朝子の家は今、お父さんとお母さんがそれぞれの夢をかなえるために別れるという事で喧嘩が絶えない。
 同級生の雄介の家は雄介が1年生の時両親が離婚して今は母と妹の3人暮らし。
 自分の家の3人はいつもなんだか文句を言ったり喧嘩したり仲が悪いのに、雄介の家の3人はとても和やかだ。
 
 同じクラスの雄介の友だちで病気のために2歳年上の島くん、朝子の友だちの容子、雄介の母など周りを見ながら自分の両親の生き方をみとめていこうとする。

 しっかりした考えができる小学生。すごいわ。
自分のことはどうなるの?ってだだこねそうなのに。
 12歳くらいからなのかな、親を冷静にみて、親よりまわりに育ててもらうのは。

12歳に乾杯!

12歳に乾杯!

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nanao > 子どもの本に離婚はよく出てきますね。
現実に多いからでしょうが、こどもにもしっかりと受け止めさせようということなんですね。
(2007/08/01 06:55)

three bells > nanaoさん、お返事遅くなりました。
いろいろな家庭があることを、いろいろな考えがあることを教えるための本かな、と思うと児童書は興ざめしてしまいますね。こう感じてしまうのは年をとった大人の証拠でしょうか… (2007/08/06 21:44)