卒業。☆☆☆☆

 ピュアフル文庫のアンソロジーを読むのは3冊目。
夏休み。放課後。そして卒業。の順番に読んだけれど、
全部ではないけれど連作があったので出版順に読めばよもっとおもしろかったかも。

 順番が違うから後から種明かしのように繋がっていくのも楽しかったけれど、
前川麻子作 彼女を思い出すは夏休み。の連作になっていてとても感動した。

 卒業って、学校からの卒業もあれば、当時の自分からの卒業もあるし
見切って線を引く行為にもなれば、大切に取って置きたい思い出にもなる。

 もう一度3冊一緒に手許に置いて読み比べてみたいな。
連作になっているのに気づいていない作品を調べてみたくなった。