メジルシ☆☆☆☆

メジルシ

メジルシ

 ネタバレします。

 きれいな火傷の痕や冷静すぎる物言いで、双葉はお母さんに愛されていないんだなと思った。
虐待の話が続いていくのかと身構えたけれど、そうしないためのメジルシだったのだとわかって母になってしまった苦しみが伝わってきた。
 両親の離婚は繋がっているものが切れる感覚なのではないだろうか。
 けれどこの本は、未来に向けて希望が持てた。