花守の話☆☆☆

花守の話 (文学の扉)

花守の話 (文学の扉)

 5年生の女の子瞳子(とうこ)の家族は両親とも仕事に忙しい。
瞳子は春休みだというのに熱を出して寝ている。
お父さんは中国へ短期出張だしお母さんは急に研修旅行で3日留守になるその間だけ、疎遠になっているが、お母さんのお母さん、つまり瞳子のおばあちゃんに頼む事になる。
 おばあちゃんと初めてあった。想像していたおばあちゃんよりずいぶん若く、おばあちゃんと呼ぶのは悪いくらいに思える。
 用意してくれるご飯といえば冷凍食品をレンジで温めるだけだし、友だちにメールで愚痴ってもお母さんにはなんとか大丈夫と強がるしかない。
 眠れない瞳子のところにおばあちゃんが様子を見に来た。唐突に昔話を話し出した…その時おばあちゃんの携帯に不思議な電話がかかってきて急に、とにかくこの家から出ようと言い出す。。。

 共働きのご夫婦、おばあちゃんらしく?ないおばあちゃん、迷信や言い伝えを知らない孫など現実的な設定をほんわかしたファンタジーに持っていくところが楽しい。

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 大型の台風が接近しつつあります。まだこちらは雨が降り始めたばかりですが九州に住む友達のところはどうでしょう。最近、土砂災害があったので心配です。
 日本列島付近の海域の温度が高くて勢力が衰えないとか。地球温暖化の影響でしょうね。