やまんば山のモッコたち☆☆☆☆

やまんば山のモッコたち (福音館創作童話シリーズ)

やまんば山のモッコたち (福音館創作童話シリーズ)

 所属しているボランティアサークルの発表会でブックトークをすることになった。
テーマは「ごちそう」
最初は簡単にできそうと決めたテーマだったけれど対象年齢など考えるとなかなか難しい。
簡単なんてちょっとでも思ったバチがあたったんだ!
先輩方のダメダシがズキズキ心に刺さってよけいに萎縮してるよォ…
スイッチいれて自信たっぷりキャラを作ってがんばる!・・・つもりです。

 読み物で入れるのが「やまんば山のモッコたち」

 1986年が初版なので古いからという意見もあったけれど、お母さんが1章ずつ読み聞かせてあげて欲しい本だと思っているのでいれることにした。

 やまんばの子どもまゆが生まれてから1歳の誕生会を迎えるまでのお話。
冒険あり、やまんばのさりげない思いやりあり、やまんば料理がいろいろありで楽しめる。
 一番のごちそうシーンは最後の章の 星の夜祭り だ。
 まゆの誕生会には森中のモッコたち(てんぐやかっぱなど、人間でも動物でもないものたち)が招待されていて、やまんばは腕を揮う。
 もちろん、まゆも手伝うのだけれどまゆは「ああ、あたし、とってもしあわせや」と実感するところがあって、胸が温かくなる。