体育座りで、空を見上げて☆☆☆☆

体育座りで、空を見上げて

体育座りで、空を見上げて

 
 小学校の最後の時期から中学校を卒業するまでの妙子の日常が描かれています。
時代は妙子が中学1年生にディズニーランドがオープンした頃です。
私より少し?若い世代かな…椰月さんが1970年生まれだから、ご自分の経験の多少は入っているのでしょうね〜
妙子の中学生活がそのまま私の高校生活といってもいいくらい、友達同士のちょっとしたことや、部活でのことを重ね合わせ共感しました。
 受験勉強はミロを片手に半てんを着て、勉強する振りをしてラジオの深夜放送を聴いていたり・・・
 
 実際の中学生(3年生がいいかな?)が読むも良し、高校生になって少し前の自分を振り返ってみるも良しですが時代的には、私くらいのオバサンが昔を懐かしんで読むには最適の本だと思います。

 

自分の人生を、はちまきみたいな長い棒線に考えてみる。
そう考えると、中学の三年間なんてたったのこれっぽっち。
 中学の三年間だけを取り出せばにっちもさっちもいかないことばかりだったけど、
一本で一つだと思えばなんてことないかもよ。
 これからの人生の方が長いんじゃからな。

 
 中学を卒業する時に、みんなこんなふうに考えてくれたらな〜