すみ鬼にげた

すみ鬼にげた (福音館創作童話シリーズ)

すみ鬼にげた (福音館創作童話シリーズ)

江戸時代、唐招提寺の屋根裏に四隅を守る鬼がいた。
三匹の鬼は真面目に隅を支えているが一匹は他の三匹とは違う形相をし、大工見習いのヤスにはその鬼の泣き声が聞こえる。
はるばる日本に力比べにやってきたが、思いを遂げる前につかまり小さくされてこの四隅を守る鬼として封じ込まれたのだという。
願いを叶えさせてやろうとヤスは鬼を逃がす。。。

鬼がかわいらしく楽しかった。
奈良遷都1300年でもあるのでちょうど、仏像などに興味を持つきっかけにもなるだろう。