建具職人の千太郎☆☆☆

建具職人の千太郎 (くもんの児童文学)

建具職人の千太郎 (くもんの児童文学)

これもまた江戸時代。小さいころから口減らしのために奉公にだされた姉弟
建具職人にぜったいなるんだという固い思いは無かった千太郎だが、姉の励ましや職人たちとのふれあいにより、自然に技量を学び職人と成長していく物語。

親は子どもを普通に商品のようにしていた時代を今の子どもたちは受け止められるのだろうか。
文中は難しい言葉は無いが、仁義を切ったり7歳で奉公に出される事など、時代劇のテレビ放送が無くなった今想像しにくいかもしれない。
親の元にいるより、こうして奉公していたほうが3度のご飯が食べられると思い仕事に向かう姿はたくましい。