世界の絵本作家展  絵本の世界へ旅しよう

 てんママさんと美術館「えき」KYOTOで開催中の原画展に行って来ました。
描く事がほんとうに好きで好きでしかたがない人が作家になれるんだと思います。
職業にしてしまうとどうしても、商業意識が感じられるのが当たり前だと思うのですがそれを微塵も感じませんでした。
 100作業があったとすれば絵本になっているのは、もしかすると3くらいのものだと思うくらい。
労力を惜しまない、試行錯誤を楽しんでいる事が伝わってきます。

絵本で見ていても楽しい作家さんの絵なんですが、原画は生き生きしているし
色は鮮やかだしで、ずっとドキドキしながら観ていました。
 
マーガレット・ブロイ・グレアムさんのハリーのシリーズ
レオ・レオニさんの印刷とは違う本物の色
どいかやさんのちいさなフェルト細工
こみねゆらさんの細かな人形たち
デビット・マッキーさんのパッチワークのパズルのようなエルマー
オリヴィエ・タレックさんのポイントの赤色が絵に命を与え
長谷川義史さんの試作スケッチの真剣さ
スズキコージさんのたくさんの色使いのセンス
酒井駒子さんのダンボールに描いた風合いのある技法…などなど

贅沢な一日でした。