獣の奏者外伝 刹那☆☆☆☆☆

獣の奏者 外伝 刹那

獣の奏者 外伝 刹那

 エリンの同棲時代、エサルの若き日の恋。。。
上橋さんが物語を紡ぐときには全体の姿が見えていて、この物語もすでにあった上での獣の奏者の始まりだったのだそうだ。
 物語の本編に外伝のエピソードを付け加えては「獣の奏者」としての佇まいを壊すから、あえて書き足さず外伝としたと、あとがきにある。
 
 エリンとイアルの想像以上の深い繋がりを知ることができて、今までの獣の奏者の物語はこの本のための前置きだったのでは?と思わせるほどだ。
 どんな境遇であるにしろ、生きるという事は尊い。 
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病院の待ち時間は至福の読書の時間♪
なぎさんのお言葉はもっともと思い、待合の長椅子で読みふけりました。
しかし、何度も泣いてしまって「すごくしんどいの?」と思われてしまったようです。今度からは選書していかねば。