グラウンドの空☆☆☆☆

グラウンドの空

グラウンドの空

 小学5年生の時、年の離れた兄に連れて行ってもらった甲子園。
その時高校野球に魅せられ中学校から野球を始めた瑞希
小さな村の野球部にはピッチャーがいない。
どうにかしたいと考える瑞希のところへ幼馴染でチームメイトの良治が
「ピッチャー見つけた」と飛び込んできた。
それは転校生の透哉だったが、人と交わっていくことが苦手な少年だった。。。

あさのあつこの新たな野球小説がここに開幕!
この帯に魅かれ、バッテリー好きの息子が夏休みの読書感想文にと選んだ本。
 あさのさんの描き方は、ここをこう書いた後でこっちから言い換える戦法のように思う。
久しぶりに読むとくどい感じがして始めの方は進まなかった。
けれど、高慢な性格のおばあさんが中盤から出てきてから、透哉の不登校の原因もわかりおもしろくなった。
 
ただ誘われて野球を始めた透哉。野球が好きだと気付けてよかった。

我が息子も小学校からサッカーしか知らない。
ボール一つあれば楽しそうに遊んでいた。
特にプレーがうまいわけでもないのに、良く続けられていると思う。
サッカーが好きだから続けていられるのか、
なにも考えずダラダラと続けてしまっているのかどうなんだろう。