聖夜☆☆☆☆

聖夜 ― School and Music

聖夜 ― School and Music

 久しぶりに佐藤さんの本を友達の所で見つけて無理やり借りました。
中学の教科書のためにと書き始めたものが短編集で出て、そのあと短編がどんどん長くなり「聖夜」単独になったようです。
 18歳の微妙な心の揺れが音楽を通して爽やかに描かれています。

 読み始めから音楽に関しても宗教に関しても専門的なので、佐藤さんの取材のすごさが伝わってきます。
同じ鍵盤楽器でもピアノとオルガンの弾き方の違いや、リードオルガンと電子オルガンの違いだとか
少しピアノをかじっただけの私にもよくわかりました。
 個人競技なのにチーム力で個々が向上していく様子が「一瞬の…」を思い出させ
佐藤さんにまた感動をもらいました。

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最近またうじうじと自分の中で、音楽をしていくことについて考えてしまっていて暗くなりつつあったので
この本に出会えて感謝します。
 鍵盤弾きのNさんにプレゼントしたい気分♪