秘密のスイーツ☆☆☆☆
- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 単行本
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ぐちぐち言うお母さんは「私がこうなったのは、お母さんがお父さんと離婚したから…」と言うとだまる。
実家のそばに引っ越し、転校して心機一転を図るお母さん。
お母さんキライ、何もかもキライ・・・
投げやりな気持ちになった理沙は、お母さんを困らせようと携帯を神社の石の柱にあいた穴に隠す。
その穴は66年前の戦時中に生きる雪子とつながっていた。
・・・・・・・・・・
豊かな時代を生きる理沙が同い年くらいの雪子を思いやる。
どうすれば、なんとかして、そんな想いが心の中から離れない理沙。
想いは見えないけれど心の中にいつもあれば、すぐに形にならなくても、なにかしらの変化があるものなのでは?
被災した人たちの気持ちになって…
どうしてもなれるものではないけれど。。。
それぞれに一人一人が想像を絶するほどの、苦しみや悲しみを感じていると思う。
だけど、どうにかして、少しでも自分にできることがないか
そんな想いを心の中に持っていれば
直接被災者の方々に直接届かないだろうけれど
自分の行動に、気持ちに、変化が出てくると思う。
・・・・・・・・・
父の車いすを押して歩くようになって
歩道の勾配は何のためについているのか?
車が歩道に乗り上げやすくするためが大半なんだと感じる。
車いすや歩行に不自由な人には不安定すぎてこわい。
こんなことを感じるのはきっと遅いのだろうけれど
どんなことでも人の気持ちになることって大切だ。