半パン・デイズ 重松清 講談社2005.8.11 完読 2005/08/20 13:36

☆☆☆
 スメバミヤコと父親の体や仕事が原因でヒロシは小学校入学を新しい土地で迎えることになる。
 ヒロシの小学校生活の中での色々がつまった物語。時代が1970年代で、この時代の小学生の方が私の身近な小学生よりもずいぶん大人びて感じる。
 ヒロシは一人っ子。引越し先でも方言に慣れないので、あだ名を「トーキョー」と呼ばれたり、一人っ子は意気地なしと思われたり。それでも、どんどん子供同士のかかわりで幼い子供から、考える子供に成長する姿に中学校生活への希望が感じられて爽やかな印象で終わる。

 ヒロシはライバルとして、吉野君と楽しく大人までの中途半端な時の中学校生活を過ごして欲しいな♪

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ケイ > こんにちは。重松さんの作品多いので、これも読めていないのですが、良さそうですね。転校生はどういう扱いをうけるのか。。私もよく分かります。でもこの本ではあたたかみがありそう。重松さんの作品、初期のもののあたたかみ、爽やかさが好きです。 (2005/08/12 10:29)
three bells > ケイさんこんにちは!重松さんの作品多いですよね、新旧問わず目についたものから読んでいます。どれも人間味があふれていますよね。 (2005/08/12 15:56)