ブレーメンバス 柏葉幸子 講談社 2005.8.22 完読 2005/08/23 21:03
☆☆☆☆
柏葉幸子さんのイメージが、霧のむこうのふしぎな町だけしか読んでいないのに、子供向けの優しいファンタジーを書く方だと決め付けていました。
この本も短編集で表紙もかわいくて子供にどうかな、と思って選びました。
11編からなるこの本は子供より私が真剣。背筋が寒くなったり、よかったーと胸をなでおろしたりで忙しかった!
主人公たちだって子供もいれば大人もいて、瀬尾まいこさんの優しい音楽の・・・を思い出す「ハルメルンのお姉さん」
こんなに短くて、こんな終わりってアリ!!?と思った「みなみはエッちゃんがきらいです」では、後は御自分でどうぞ勝手に膨らましてくださいね、ってことなのね…
不倫の彼を追って行く妹のお話「十三支」などなど。
私が一番気に入ったのは表題作の「ブレーメンバス」
本当にこんなバスがあって、自分の保養にいけたらいいな。
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トントン > 以前『霧のむこうのふしぎな町』を初めて読んでいいなと思ったので、これもぜひ読みたいです。児童書ではないみたいですが楽しめそうですね♪ (2005/08/24 16:31)
nanao > 楽しそうなバスですね。
おとぎの国へ行けるのかしら。 (2005/08/24 18:40)
three bells > トントンさんこんばんは!ブレーメンバスは児童書の所にあり、子供ももちろん読めます。短編なので先が知りたいのはちょっと残念なのですが楽しめました。
nanaoさん、心に少し隙間ができた人が、懸けのようにバスの時間に間に合って、人がだれも乗っていなかったら乗ろうとバス停で待っている間のお話なのです。きっとさのバスに乗って出かけたら他の時間は止まっていて、私が一息ついて帰宅したら、何事も無く時間が進み始めたら良いのになとお話のつづきを作ってみました。 (2005/08/24 21:39)