The MANNZAI 1と2 あさのあつこ ジャイブ 2005.12.16 完読 2005/12/16 18:50

☆☆☆☆☆
 あさのあつこさんの「バッテリー」は最後になんだかな…という終わり方だったのでこのThe MANNZAIは最高にジンジンきました。中学生の素直さや出しきれない不完全燃焼のエネルギーが魅力的な登場人物によってとてもわかりやすく描かれていました。

 1の方では主人公の歩が中学二年生の時の話。2は三年生になって相方の秋本とクラスは別れたけれどお互いの強い絆を確信した、仲間の大切さを歩が感じれたお話。絶対3を書いてほしいな。歩が自分は臆病だと自覚しながら顔を上げていく様子は本当に感動しました。

『自分で自分を恥じるようなことだけは、すまい。それが他人にどう見えようと、どう言われようと、自分の良心に背くことはしない』
すごいよ歩!

 『おまえの情けないところってすきやで。やらなあかんことだけは、ちゃんとやるおまえの情けなさって、好きやな』
やっぱり、わかってるぅ秋本!

つっこみいれながら、泣きながら読んでいました。息子が先に読んでいて、「母さんも絶対読まないと後悔するかも」と言っていただけありました!
 

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nanao > そんなに、感動するんですか。
新たなヒーローに、また入れ込みそうです。 (2005/12/17 12:38)
キイロイトリ > three bellsさん5つ星で、息子さんもおすすめ!おもしろそうですね。バッテリーまだ1巻しか読んでない私ですが、あさのあつこさんも気になる作家さんなので、ぜひチェックしたいです♪ (2005/12/17 20:55) three bells > nanaoさんお久しぶりです。レスありがとうございます!大阪弁が柔らかな味を出していて、バッテリーのような緊迫した感じより親しみやすかったです。 (2005/12/19 21:38)
three bells > キイロイトリさんバッテリーのタクミより、どちらかと言うと歩の気持ちの方が心に響きました。 (2005/12/19 21:41)
すもも > 最初読んだときは、「バッテリー」の漫才版か? と思いましたが、こちらの方が現実の中学生に近い感じがします。それにしても、これも文庫化されたのですね。すごいなあ。 (2006/01/07 18:07) three bells > すももさん今年もよろしくお願いします。
あさのさんすごい勢いですね。あさのあつこ完全読本出たとか聞きました。本当に魅力的な仲間たち書かれますよね〜。 (2006/01/08 12:50)