プラネタリウムのあとで 梨屋アリエ 講談社 2006.1.22 完読 2006/01/22 13:33


☆☆☆
 若者の心をうまく捉えて表現する梨屋さん。読みやすくて大好きです。
 この本はプラネタリウムが少し話に登場する短編集です。

 笑う石姫
 自分の気持ちを硬い石にしてしまう少女の話。
 友だちと異性の間で揺れる気持ちがわかります。

 地球少女
 地球環に燃える少女に偶然声をかけられる少年。
 少年のイライラした気持ちがちょっとだけわかったような気持ちです。

 痩せても美しくなるとは限らない
 太った少女の脂肪を吸いにくる吸脂鬼が登場。
 うーん、ここは妄想主体な物語。

 好き。とは違う、好き  
 恋に恋した少女と、好きがどんな事かわからなくなってくる少年の物語。

 4編入っています。
 
 私は最初の石姫の物語と最後の好きについてが好印象でした。
中学三年生って大人びた考えの子と、幼いままいようとする子、成長の階段が一段高すぎて体だけ大人に近づいて気持ちがついていかなくてむしゃくしゃする子、色々な子供が混在している時期だと思いました。


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キイロイトリ > three bellsさん、こんばんは。このお話もおもしろそうですね。梨屋さんの本、好きなので、探してみますね〜。 (2006/01/22 20:34) three bells > プラネタリウムが未読なので読んでみたいです。梨屋さんおもしろいですよね。キイロイトリさんの感想楽しみにしています♪ (2006/01/23 09:16) すもも > 前作「プラネタリウム」が、好きだったので、続編(?)が出ていたのは、とてもうれしいです。梨屋アリエさん、いいですよね(^^) (2006/01/23 10:01) three bells > すももさんおはようございます。プラネタリウムっを借りに行って貸し出し中だったのですが、こちらが残っていてラッキーでした。短編は読みやすくって好きですが、石姫の続きが読みたかったです。 (2006/01/24 08:50)