幼な子われらに生まれ 重松清 角川書店 2006.1.23 完読 2006/01/24 09:03

☆☆☆
 ばつ一同士の夫婦に初めて二人の子どもができる。
妻の方はDVの末女の子2人を連れて離婚、夫の方は、ひとり娘を連れ妻に逃げられ離婚。
そんな40に近い二人に子どもができたことで、妻の連れ子の思春期ともぶつかり家庭内がギクシャクしていく。

 内容はどうしても自分に無い設定だからか感情移入は半分でしたが、自分にできる精一杯のことを模索していく主人公に同情に似た感情がありました。
 最後はやはり重松さん、未来のある終わり方でした。