子ぎつねへレンがのこしたもの 竹田津実 偕成社文庫 2006.1.23 完読 2006/01/24 09:13


☆☆☆☆
 獣医の竹田津さんのところに子きつねが運ばれてきた。
耳も目も不自由な子きつね。安楽死も考えたが子きつねにヘレンと名づけ、奥さんはサリバン先生のごとく子きつねの世話をする。
 前から入院中の雌きつねメンコは自分が子育てしたことも無いのにヘレンを見たとたん母性本能が現れ、自分は食べずにヘレンにえさを与えようとがんばるが…

 奥さんの献身的な看護、メンコのヘレンへの気持ちにうるうるです。
息子も読みましたが、ヘレンの頑張りに感動していました。

 映画化されますがきっと、見る人読む人それぞれどこに感動するか違うのではないでしょうか。