蟲師1〜6 漆原友紀 講談社 2006.2.12 完読 2006/02/14 06:38


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 ほとんどの人には見えない蟲。
蟲はどんなものか、蟲師のギンコは手の血管を例にして説明する。
「指四本が動物で親指が植物を示すとすると、手の内側にいく程か問うな生物になっていく。
辿っていくと手首あたりで血管が一つになっているところが菌類や微生物。この辺りまで遡ると植物と動物との区別をつけるのは難しくなってくる。
まだまだその先にいるモノ達、腕も肩も通り過ぎそしておそらくこのへん(心臓あたり)にいるモノ達を蟲と呼ぶ」

 その蟲はただ生きていくために活動しているだけの事なのに人間に害を加えてしまう事があり、蟲が見えるギンコは蟲退治の仕事をしているけれど、他の蟲師と違って蟲を殺すのではなくお互いが生きていく方法で解決していく。

 人間の欲や傲慢さに静かに抵抗している蟲たちをみるようだ。
ほんの少し梨木さんの「沼地のある…」を思い出した。

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nanao > 亀レスごめんなさい。
これは共生っていうのが、いいですね。
何でも人間優先っていうのは、うーんという感じです。 (2006/02/23 23:34)
three bells > nanaoさん亀レス大歓迎です。
深夜にテレビでしているのを気づかずに見過ごしていましたが先日見ました。映画のような雰囲気で色も声も違和感なくとても良かったです♪この頃息子が思い通りに行かないとかんしゃくをおこします。この子にはどんな蟲がいるのだろう、ギンコさん退治しておくれ〜と心で叫んでいます。 (2006/02/23 23:51)