できればムカつかずに生きたい 田口ランディ 晶文社 2005.8.14 完読 2005/08/15 11:22

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真っ正直な田口さんの考えが詰まっていて、そこまでさらけ出さなくても良いのに…嘘が無いからちょっと苦しかった。
そこがまた田口さんなのでしょうね。

 いじめってなんだろう?
「いじめってのは皺。人間関係ってのは皆ででかいシーツの端っこを持って歩いているようなのんや。だけどときどき、そのシーツに皺が寄ってしまうんよ。そのしわの寄ったところをもっている奴が、いじめられるねん」
友達のこんな意見から田口さんは考える。
「シーツをもって歩く人びとはその事にストレスを感じている集団なのだ。シーツを手放して一目散に逃げろ!シーツが無くても生きていける」
「シーツを手放した時、本当に出会うべくして、歩とは出会うのだから」
うーん、すごい力をもらった気がした。

まだまだ田口節は続く
「どんな考え方もあっていい。間違いってのはない。どんな考え方も世界にグラデーションを作るためにある。どんな考え方も世界に濃淡を与え、世界を立体にする」

田口さんからどんどん前に進む勇気をもらう。

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nanao > 世界に濃淡を与え、世界を立体にする
読書もそうですよね。
この作品も読んでみたいです。
(2005/08/16 07:42)
three bells > nanaoさん、吸い込まれるように読んでしまいました。nanaoさんの共感される部分知りたいです。感想楽しみにしています。
(2005/08/16 10:30)
やりさん > こんにちは!nanaoさんとかぶってしまいますが、「どんな考え方も世界に濃淡を与え、世界を立体にする」素敵な言葉ですね。今まで田口さんの本は読んだことがないのですが、興味湧きました! (2005/08/16 11:05)
three bells > こんにちは!私もまだ3作目です。生々しい描写の小説もあると本プロ、こしまこさんからの情報です。(コレは苦手分野)
包み隠さずの所が、読み手のほうも腹を据えて読んでいける所が好きです。 (2005/08/16 12:43)