あさのあつこさん講演会報告 --- 2006/09/24 22:44

あさのあつこさんの講演会に行ってきました!

 小説家として一番うれしいことは作品を待っていてくれる人がいるからだ。
書き上げたときには「自分は天才」「文学界を変えるほどの作品だ」と思うのですがゲラが上ってきて直しに入るとどんどん落ち込み、発売されるころには最悪なものを書いてしまったと思ってしまうが、作品を待っていたよと言ってくれる皆さんに支えられている。

 中学生のころに小説家になりたいと思って思い続けていたら遅いデビューになったが夢はかなった。
 小説は自分の中にドロドロしたものがあって、犬の散歩をしながらとかボーっとしている時に形になっていく。
書き始めるのは物語の最初と最後が見えていて、書きたい人物を定め肉付けしていく。#6は例外でまだまだ先はわからない。

・・・・・・・などなどいろんな事をお話されました。

 一番おっしゃりたかった事は、
今、一人書くことお勧めキャンペーンをしている。
人の言葉ではなく自分の中を通り抜けた言葉を大切に使うこと。
そうしないと、自分を見失い、ひとつの騒ぎに突き進んでしまう怖さがある。
そのためには自分を見つめなおすため、整理するためにも文章を書いてほしい。
人の意見や騒動に巻き込まれず自分自身が見える大人になろう。
ハンカチ王子」騒動を例にとっておはなしされました。

とても気さくな方で細くってお洒落で♪
サインももらえたし写真もお願いできたし!
今は陸上競技の作品を手がけてられるとか、とっても楽しみです。
あと、「福音の少年」は大人になった彼らの続編を、逃げずに自分に決着を付ける意味で書きたいとおっしゃっていました。


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もとみや > three bellsさんお久しぶりです。
「人の言葉ではなく自分の中を通り抜けた言葉を大切に使う」・・・自分の中で消化できていないまま、受け売りで言葉を使っていることがあるので、この言葉は深く受け止めなくてはと感じました。特に権威づけする為に「〜さんが」「〜先生が」「〜という本の中で」〜と言っていましたからなんて言うのはダサいですよね。 (2006/09/25 08:14)
すもも > three bellsさん、講演会のレポートありがとうございます。わたしは諸事情により行けなかったので、うれしかったです。
ひょっとしたら、会場でthree bellsさんに、お目にかかれたかも、と思うと残念!です(^^) (2006/09/25 10:13)

three bells > もとみやさん、ありがとうございます。
何も考えずに右へならえしている所がある私にとって、とても痛いお言葉でした。 (2006/09/25 22:47)

three bells > すももさん、えっ!!お近くの方なのですか?ドキドキ…図書館ですれ違っていたりします?
講演会は息子と一緒に行くはずでしたが私だけになってしまい残念がっていました。でも息子からの言伝はあさのさんに伝えられてとても満足しています。映画のバッテリーも楽しみです。 (2006/09/25 22:52)

WEBさま > え!!!バッテリーって映画やんの?!!!みなきゃwww(2006/10/01 20:09)
three bells > はじめまして!そうなんです。来春公開予定で本物の広島の空の下で撮っているそうです。菅原文太さん、岸谷五郎さん、など豪華キャストのようですよ♪ (2006/10/02 10:11)