不思議の風ふく島 竹内もと代 小峰書店 2007.3.25 完読 2007/03/25 22:36

☆☆☆☆

 飯田さんの運転日記と副題にあるように、小さな島のバスの運転手である飯田さんのお話。

 島の人口は800人程度。だから運転手の飯田さんはみんなの名前や住所をすべて知っているほど。
飯田さんはとても人間味にあふれていて優しい。
飯田さんが関わった6つのお話の内容は現実的な内容。
一見、あまんきみこさんのタクシーのシリーズのようにほのぼのとした童話になっていきそうな気がしたのは第1章だけ。一人娘の婿と合わなくてとうとう離婚した家族の話だったり、島に一人暮らす老人の話だったり。
図書館で高学年向きに置いてあった意味がよくわかる。

飯田さんによって未来が明るい展開になっていくのがホッとする。

不思議の風ふく島 (文学の森)

不思議の風ふく島 (文学の森)

すもも > この本は気になりながらもまだ読んでいません。☆四つに期待が高まります。 (2007/03/26 10:01)
buudy > 小学校のときに読んだけど、ほぼ忘れてしまいました。飯田さんがバスに風のお客さん?・・・だったかな・・・そんな感じのところがあったような気がしました。 (2007/03/26 13:17)
three bells > すももさん、buudyさんのように若い時?に出会っていたら違う感想になるのでしょうね。竹内さんの文章が好きになって追いかけてみたくなりました。すももさんの感想楽しみにしています。 (2007/03/26 15:50)
three bells > buddyさん、飯田さんの運転するバスが音だけ聞こえていて姿をけしてしまうんです。その見えないバスのお客さんが…とすすむのが1章目です。ささめやゆきさんの絵も素敵です。もし見かけたら手にとって見てくださいね。 (2007/03/26 15:56)
buudy > あっ、そうだ。バスが消えるんでした。でもやっぱり最初しか思い出せません。たしか図書館にあったのでもう一回読んでみますね。 (2007/03/27 18:17)
three bells > buudyさん、感想をたのしみにしています。私は小学校の頃に本が好きだったはずなんですが、印象に残って覚えているものって無いんです。ですからとってもうらやましいです。 (2007/03/27 20:54)
buudy > お久しぶりです。buudyです。読んでみました。
そーいえばこんな不思議な話だったなあ、と思いつつ読みました。
3章の「風の音」の電話のところがよかったです。 (2007/04/05 12:48)

three bells > buudyさん、ありがとうございます。人を想う気持ちがとても素敵なおはなしでしたね。飯田さんの続きを読みたいです。 (2007/04/05 18:10)