晩夏のプレイボール あさのあつこ 毎日新聞社 2007.8 完読 2007/09/01 01:04

☆☆☆☆
 あさのさんが描く少年は芯があって爽やか。
 甲子園にまつわる話が10篇あって
 「練習球」から始まり読み進めていくと、
実際の高校球児を観戦に来た私がふっと回想のなかに入って
「驟雨の後に」「梅香る街」・・・と8篇、
主人公の女性になったり、男性になったりして
「練習球?」でまた実際の球児たちの頑張りを見て我に返る。
そんなふうに短編小説なのに自分の中でつながった。
 読んでいく順番って大切なんだと思った。

 >甲子園は残酷で傲慢だ。敗者を決して受け入れない。

甲子園で戦って優勝チーム以外どのチームも負けたのはたった1度だけ。
そこがまた甲子園の持つ魅力なのか。



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three bells > >あさのさんが切り取ってみせてくれた10の断片。
さすがまゆさん!ピッタリなお言葉♪勝っても負けても、甲子園って別世界なんですよね。 (2007/09/02 20:11)