しにがみとおばあさん

しにがみとおばあさん

しにがみとおばあさん

 
 一人暮らしのおばあさん。年をとって体が思うように動かない。
「なんで、としよりが いつまでも はたらかなくっちゃ いけないんだ。
あーあ いやだ。もう しんでしまいたい」
とぐちったところ、その声を聞きつけた死神がやってきた。
 草刈りがすんでから、部屋を片付けてから、洗濯してから、最後においしいものを食べてから
散々死神に手伝わせた挙句…死神を消してしまった。