午前零時☆☆☆

 鈴木光司坂東眞砂子朱川湊人恩田陸貫井徳郎高野和明岩井志麻子近藤史恵馳星周浅暮三文桜庭一樹仁木英之石田衣良の13人が書いた13夜。
 怖いのが苦手な私。恐る恐る手に取りました。そんなに怖くは無かったです。
 13の話で一番怖かったのは恩田さんの「卒業」大作の中からの一部のような感じでもっと前説が読みたかった。
 心にずっしりきたものは坂東眞砂子さんの「冷たい手」今の私の年齢には堪える話。
 近藤史恵さんの「箱の部屋」はとても不思議で近藤さんの他の作品も読みたくなった。
 話題の桜庭一樹さんの「1、2、3、悠久」は不思議な御伽噺のよう。
いろいろな作家さんに出会えるアンソロジーは短編で物足りない気持ちもあるけど楽しめた。