ラン☆☆☆☆
- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2008/06/19
- メディア: 単行本
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久しぶりに森さんの文章を読めることにワクワクしていました。
結果的に言えば未来が見えるおわりでとってもよかったのですが、最初のページから気持ちが沈んで、ラインを自転車で超えた所から死の世界に対してこんなに軽くていいのかなーと。
この調子だと分厚くてダレてくるのでは?と心配しましたが熱くなったり冷めてきたりの繰り返しでしたが読後感は爽快でした。
おばさんの言葉
「私たちの喜びも悲しみも、下界で身につけたすべては溶けて、ふたたび下界に還元されるんだ。タマが受ける陽射しや風や雨や、それらに育まれる植物や穀物のなかに。私も、姉さんたちも、だからいつだってあんたの一部なんだよ」
いつもどこかで見守ってもらってると感じています。
お盆の時期に読めたこともよかったです。