リヤカーマン☆☆☆

リヤカーマン、歩いて世界4万キロ冒険記 (ヒューマンノンフィクション)

リヤカーマン、歩いて世界4万キロ冒険記 (ヒューマンノンフィクション)

 冒険…だれもやった事がない事に挑戦する発想力と強い心と信念と。。。
憧れたりするのは誰でもあると思うけれど、いざ実行するとなれば不安材料に負けてしまって一歩が踏み出せないですよね。
永瀬さんは赤道を歩いたと同じ距離の4万キロ、いまはそれ以上をリヤカーをひいて歩いている。
歩いてなんになるの?自分でも疑問をもちながら冒険して苦しくて涙し、もう絶対しないと思いながらもまた旅にでてしまう。
 

おれはこんなところで何をしているんだろう。
この重いリヤカーを動かすことに、なんの意味があるのだろう。
サハラ砂漠を歩く事に、なんの意味があるのだろう。
自分が何をしているのか、その答えを探そうと、あたまの中で考える。
いくら考えても、わからない。答えが見つからない。
ただ・・・。ひとつだけはっきりとわかったことがある。
「ここで立ち止まっていては、何も動かない」
(本文より)

自分から過酷な中へ挑んで行く事は私にはできないけれど、「立ち止まっていては何も動かない」を思い出して顔を上げていければいいな。
この本には、リヤカーマンが困難を乗り越え、行く先々の人々に支えられて目標を達成するノンフィクションだけれど、奥さんの事が書かれていない。
児童書だからかな?リヤカーマンが書いた他の本には書かれているのかな?
奥さんの心の本が読みたいなぁ。