わたししんじてるの
- 作者: 宮西達也
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2011/06/17
- メディア: 単行本
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絵がチラッと見えただけで
「うまそうの人やろ?今日はうまそうだなか〜」
宮西さんの恐竜シリーズは有名。
「今日はね、書いたのは同じ人やけど違うお話。
じつは地震にあってしまうねん・・・」
地震の言葉に子どもたちも敏感になっているのかシーンとして始まりを待った。
(ネタバレします)
トリケラトプスのリケラの両親が地震で洞穴に閉じ込められた。
いろんな恐竜に助けを求めたけれど岩はびくともしない
もうあきらめるしかないと口々に言うが
アナトティタンはティラノサウルスならもしかしたらできるかも・・・とリケラにいう。
リケラは自分を食べて良い代わりに両親を助けるのを手伝ってほしいとたのむが
ティラノサウルスのねらいはトリケラトプス親子を食べること。。。。
リケラに協力していくうちに、リケラが自分を本当に信じ頼りにしていることを知り
ティラノサウルスは両親を助け出した後、ケガをしたままどこかへ去っていく。
リケラは約束をまもってくれたおじさんと約束したから
毎日、洞穴の前で自分を食べてもらうためにティラノサウルスを待っている。。。
肉食なのに食べることが悪ってどうやねんとか、そういうことは抜きで
宮西さんの本は心に残るものがあるなぁ。
震災あとに描かれたものでしょうか。6月初版になってるけれど2か月ちょとで出版までできるものなのかな。
子どもたちは、
ティラノサウルスはケガしてたけど死んで無いねんや、あれから入院してたのとちゃうかな。
お父さんたち、洞穴の中で倒れてるけどだいじょうぶなん?早く赤い実食べさせてあげてほしい。
続きのお話ぜったいあるよ、ティラノサウルスはどうなったのか知りたいし、また読んでな。
あきらめずに岩に体当たりしていたティラノサウルスの気持ちの変化は、素直に子どもたちに届いたみたい。