2006-01-01から1年間の記事一覧
☆☆☆ 夏休み。を題材にしたYA向きのアンソロジー五十音順 あさのあつこ ☆4 *石井睦美 ☆3 石崎洋司 ☆3 *川島誠 ☆3 梨屋アリエ ☆4 *前川麻子 ☆3 *初めての作家さんでした。あさのさんの書く少年は小学校6年生なのに大人だな。そこへおばあさんが登…
☆☆☆☆ 富安さんのお話は、ふふふっ…て面白い。 5年生の少年が池に魚を釣りに出かけたが、魚網にかかったのは貝のボタンだけ。 とってもキレイな貝のボタンだったので持って帰ることにした。大漁を見込んで歩いて来たのに、こんなんじゃ自転車で来るんだった…
☆☆☆ 何年生の話か読み落としてしまったのかな? 小学生なら特に何年生とは限らずこんなことあるよね、 転校してきて、自分をアピールしすぎると偉そうだとかでしゃばりだとか思われてイジメの標的になること。 クラス替えでその子に対しての先入観の無い子が…
☆☆ とてもミーハーで欲しいものは並んでも手に入れたい母と、おまけのコレクション好きで大人買いしている父。 母親は特に子どもの事は全部わかっていると思っている。 そんな両親に疲れた中三の松葉は近所から流れてくるピアノの音に癒されていた。 ピアノ…
☆☆☆☆ 中学三年生の佳苗。 母と同い年で、お隣、子どもはいない紗枝子さんに屋根伝いにお邪魔して勉強を教えてもらったりしている。 お隣に引っ越してきたのは佳苗が小学校五年生の時。以来お菓子作りや手芸を教わりながらとても楽な関係をたもっている。 紗…
☆☆☆☆ おもしろかった〜! 夜中だったのに読み終わった後、声がでてた。 どんどん先が読みたくなって、読み飛ばしてしまった所があるから☆4だけれど。きっと読み返したら5だと思う。 東響子は二十歳そこそこなのに、すごくしっかり自分を客観視できる大人。…
☆☆☆☆ 武人と竜也は六年生。長野県の周りは山に囲まれた所に住んでいる。 今は農家の出荷時期で、毎年この時期は親が忙しく一人っ子の竜也は家で一人ぼっち。 親友の武人に「なんか変わったことしたい」と持ちかけ、武人は村のおじいさんに聞いた洞窟探検はど…
☆☆☆ いっこは5年生。絵が好きな女の子。 前に男の子から空想で描いた絵をからかわれてから、絵を描けなくなっていた。 先生から励ましをうけて人魚の海の絵を描き、『絵画コンクール小五の部』の優秀賞に選ばれた。 その絵に双子の弟が、海賊船と宝箱を描き…
☆☆☆☆ ルイーズ吉田はOLから転向して占い師になった。 「占いで大事な事は正しく占うことじゃなくて、相手の背中を押すことだ」と先輩からの助言で、本から得たわずかな占い術と自分の直感、観察力を基に人気も出てくるくらいになった。 そのルイーズに占っ…
☆☆☆ 吉富さんといえば子どもの心の中を表現する素敵な作品ばかりですよね。 母の私は自分を反省する材料に読んでしまいます。 現実的な夏実、夢見るようなことばかり言っている苺がある日の雨あがりの公園でリマタズミーという魔女と友達になる。 どんどん心…
☆☆☆☆ 不思議な旅行会社またたびトラベル。 『またたびトラベルでは、有名な観光地には、けっして行きません。有名なレストランやブランドのお店とも無縁です。でも、あなたの心に一生残る旅を演出します。』 またたびトラベルは心の悩みを解決してくれる旅へ…
空を飛んでいた魔女が墜落してしまい箒の柄を折ってしまいました。切り株の上に先を置いて柄になるようなものを探しに森へはいっていきました。 箒の先を見つけたトラは頭に乗せてみるとライオンのたてがみのようになり反対に縞模様はとれてしまいました。 …
おじさんの大事な大事な傘。 雨がふってもさせないくらい大事な大事な傘。 とうとう傘をさしますが、傘にあたる雨の音を楽しみ 「ぬれたかさもいいもんだな だいいちかさらしくていいじゃないか」 おじさんはとても満足。 使うのが惜しくてとってあるものた…
かるがものこどもが一羽、おかあさんとはぐれてしまいました。 川でであったうしがえるのモーじいさんに見守られ成長していくフィフィ。 自分でえさも簡単に取れるようになり、「そろそろじゃな」とモーじいさん。 フィフィはとうとう空を飛べるまでに成長し…
☆☆☆ ライギョとタナゴは魚小学校の一年生になりました。ライギョの時間割は、月・火・木・金が全部給食の食べ方で水曜だけがタマゴの生み方育て方です。 タナゴの時間割は、月・火・木・金がかくれんぼのやり方で水曜だけがタマゴの生み方育て方です。 もう…
☆☆☆☆ せっかく晴れているのに外で遊びなさい!と大人は言うけど、雨の日だけでは、こんなにも本がどんどん生まれてくるのに読みたい本だらけになっちゃう。晴れの日だって本を読みたい! そんな本好きのしおりちゃんが通う市立図書館には、いとこのお姉さん…
☆☆☆☆☆ なんだかんだと気忙しくて、やっとこの本を開ける時が来た。 リリーさんのお母さんに対する気持ちが、こんなふうに長い手紙のように形にできるなんて、作家さんってすごい。 絶対泣くなんて言われてるこの本はちょっと冷めて読み始めて、それでも自然…
☆☆☆ 吉田修一、角田光代、石田衣良、甘糟リリ子、林望、谷村志穂、片岡義男、川上弘美のアンソロジー。 車でどこかへ。 どこかへ本当に行ってみたくなるアンソロジー。 吉田修一がほのぼのゆったり。とても良かったせいか後は付け足しのようにサラサラ読んだ…
☆☆☆ 角田光代、島本理生、栗田有起、生田紗代、宮下奈都、井上荒野の恋についてのアンソロジー。 初めは本屋さんで角田さんのところだけ立ち読みして帰り、図書館で予約したらアンソロジーは人気なのかやっときた。 角田さんと島本さん以外は初の作家さんで…
☆☆☆☆ 二番目の子が幼稚園に入るのをきっかけに働きたいママ。 前から働く事がスキでバリバリ男の中で働いてきたママが、子育てのために我慢していた事が解禁になる♪と思いきや三人目がおなかの中にいることがわかりママは働く事を断念する? いやいや、そこ…
☆☆☆ ナラタージュは「映画などで、主人公が回想の形で過去の出来事を語ること」 もうすぐ結婚する泉。 今でも呼吸するように思い出す葉山先生とのこと。 思い出すことでそれを過去だと意識し現実から切り離す作業を繰り返している。 こんなに好きでも、一生…
☆☆☆ 赤木かんこさんが選んだSFのアンソロジーです。 地球最後の日と題されたこの本は4編はいっています。 The End of the World 那須正幹 おとうさんがいっぱい 三田村信行 悪夢の果て 赤川次郎 電話がなっている 川島誠 おむかえがくるよ 曽祢まさこSF…
夕飯時、ママに頼まれて弟を公園に探しに行って帰ってきたら、家にはつくり終えた夕飯だけがあってママはいないしパパは帰ってこない・・・ 中2のエリコと中1のダイゴが迷い込んだパラレルワールド。 読み始めはどんどん読めて引き込まれていったのだけれ…
☆☆☆ 小学校5年生のハルは夏休み中、アイスクリームを買いに出た所で誘拐された。 犯人は二ヶ月ほど前に家に帰ってこなくなったお父さん。 仕事の都合で会社の近くに家を借りたお父さん。 そのお父さんと入れ替わるようにお母さんの家族が家に頻繁に来るよう…
☆☆☆☆ 事故で視力をなくしたミチル。父も亡くなり静かに独り暮らしている家に駅で殺人容疑にかけられているアキヒロが入り込む。 ミチルはかすかな音でアキヒロの存在を知るが知らないふりのせいかつを続ける。 なんで〜そんな事できるわけないし、あまりにも…
☆☆☆☆ ほとんどの人には見えない蟲。 蟲はどんなものか、蟲師のギンコは手の血管を例にして説明する。 「指四本が動物で親指が植物を示すとすると、手の内側にいく程か問うな生物になっていく。 辿っていくと手首あたりで血管が一つになっているところが菌類…
☆☆☆☆ 五年生の新学期、仲良しで登校班も同じの三人がやっと同じクラスになった。 通学途中に見事な桜を咲かせるお屋敷があって、気づかぬうちにお屋敷が取り壊されている。その敷地にちいさなほこらを見つけ、「神さまの家がすてられちゃまずい」と考え偶然…
☆☆☆ 私立の小学校へ通う気弱な少年、立河祥吾は級友におどされて教師のスカートをめくるはめになる。教師の激しい怒りは祥吾を自主退学に追い込む。 やむなく地域の小学校に転校した祥吾は、イソップとよばれる磯田草馬と、だぼだぼのジーンズをはく柏木千里…
☆☆☆☆ 富安さんや瀬尾まいこさんがパネリストのパネルディスカッションを聞いてきました。 子どもたちに読書を身近に感じてもらおうと開かれた『全国読書フェスティバル』のなかの一つの催しで、会場にはそのほか盛りだくさんのイベントもあり、2千人の参加…
☆☆☆☆ 獣医の竹田津さんのところに子きつねが運ばれてきた。 耳も目も不自由な子きつね。安楽死も考えたが子きつねにヘレンと名づけ、奥さんはサリバン先生のごとく子きつねの世話をする。 前から入院中の雌きつねメンコは自分が子育てしたことも無いのにヘレ…